スタッフブログ

口腔内の細菌について

2016.05.13更新

 

 

ちかごろ、腸内細菌など
体の中の細菌叢

フローラ

という言葉をよく聞くので

今日はお口の中の細菌

口腔内細菌叢(口内フローラ)

についてかきます

まず、
お口の中には様々な細菌が存在しています
むし歯菌が食べかすから糖分を栄養にして
プラーク(歯垢)をつくります
 

プラークの中でむし歯菌が酸を出して
歯を溶かしてしまいます。
(むし歯)

ミュータンス菌は酸を出して歯を溶かし
ラクトバチラス菌はむし歯の進行を促し、強い酸を出します

むし歯菌により
歯が溶かされている様子

↓↓↓↓↓

色々な菌(むし歯菌・歯周病菌)が共存しているプラークには
バイオフィルムという膜があり
べたべたしており、歯にしっかりとひっついているので
バイオフィルムの上から水や抗生物質でうがいなど
水洗いだけでは落ちません
歯ブラシやフロスで物理的にこすらないととれません。
 
 


 

プラークの中のさまざまな細菌

 ↓↓↓↓↓


また
プラークは歯を溶かすだけでなく
歯ぐきにも炎症をおこします
(歯肉炎・歯周炎)

プラーク中の細菌が歯ぐきの中の細胞に浸潤していき
歯ぐきと骨に炎症が起こっている様子

↓↓↓↓↓

さらにプラークの付着から時間がたち
石灰化し、固まってしまうと
歯ブラシだけでは落とせません

歯石になった場合は、歯科医院で機械を使い除去します
 

歯石

↓↓↓↓↓

歯石の表面はざらざらしているため
上からプラークや歯石がどんどんついていきます

 

 

いかがでしたか?
お口の中にはさまざまな細菌が存在しており
さらに、プラーク内では
細菌が酸をだして歯を溶かしたり
プラークによって歯茎が炎症をおこしたりしてしまいます。

自分の口内フローラに
むし歯菌が多いか、歯周病菌が多いのか
もしくはどちらのリスクも高いのか。
考えると怖いですね。。。

もし、自分の口内フローラによるリスクが分かり、
それを予防するケアができれば
将来のむし歯・歯周病の予防
さらには全身の健康増進につながるでしょう

とにもかくにも
毎日のブラッシングで細菌の量をコントロール
プラークコントローを意識し、

疾患を予防していきましょう

 

2016年5月28日 

 

投稿者: 医療法人宝樹会 福西歯科クリニック

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