カリエスリスクテスト

カリエスリスクテストとは

虫歯ができてしまう原因は「ブラッシングがきちんとできていないから」だけではありません。

虫歯ができてしまった方の中には「きちんとブラッシングをしていても虫歯ができてしまう」という方もいるのではないでしょうか。

そこで、唾液検査で何が原因で虫歯になっているのかを特定することができれば、その原因に対して対策を練ることができます。

何が原因なのかもわからないまま、闇雲にブラッシングだけを頑張っていたとしても良い結果は得られないかもしれません。

虫歯を全て治療したとしてもまた虫歯を再発させてしまうことが良くあります。

そうならないために、カリエスリスクテストを行うことで、自身が一番実行しやすい、効率的な予防法をみつけていくことができます。

カリエスリスクテストで分かること

①細菌検査

①細菌検査

ミュータンス菌(ミュータンスレンサ球菌)は

・酸産生能を有し、耐酸性である⇒都合の良い環境を作り、増殖し歯を溶かします。

・歯面に付着する能力がある⇒無傷の歯面に病変を初発させます。

ラクトバシラス菌も強い酸産生を有する細菌です。ミュータンスレンサ球菌と異なるのは、歯面への付着能力を持っていないことです。

⇒齲窩や修復物、補綴マージン部に多く生息するため、二次う蝕に関与すると考えられます。(Oral microbiology 5th 2009より引用)

ミュータンス菌の量は2つの方法を併用することでより正確な評価をいたします。カリスクリーンという装置を使う方法と、唾液をBML社におくり培養検査を行う方法です。
またBML社では唾液からミュータンス菌と同時にラクトバシラス菌の数も評価します。
・カリスクリーンとは
従来の方法で細菌数の評価をする場合、数日かけて培養検査をするのが一般的でした。ですが、カリスクリーンという装置を使うと前歯をスワブでなぞり、装置にセット、その後たったの15秒でお口の中の清掃状態が評価できます。
検査結果は0~9999の数値で表され、0~1499なら低リスク、1500~3999なら中リスク、4000以上で高リスクに分類されます。
検査当日に結果が分かるのでその日からセルフケアの改善に役立てることもできます。

もう一つの方法は皆様のお口の中から唾液を採取してBML社の検査機関に送り、ミュータンス菌とラクトバシラス菌の培養を行います。ラクトバシラス菌数やミュータンス菌数などが従来の院内で培養する方法よりもより正確なデータを得ることができます。こちらの方法は結果が出るまでお時間がかかるため、1ヶ月後のご予約時に内容をご説明いたします。

唾液の量
唾液の量2

②唾液の量

唾液が多ければ自浄作用や緩衝能、歯の再石灰化促進、抗菌作用等の唾液のもつ機能を十分に発揮することができます。

【測定方法】

5分間ガムをかみ、出てきた唾液を容器に吐き出して分泌された唾液の総量を4段階で測定します。

score 0 =10ml以上
score 1 = 6ml以上 10ml未満
score 2 = 3.5ml以上 6ml未満
score 3 = 3.5ml未満

数字が小さいほうがリスクが低く、数字が大きくなるにつれてリスクも上がっていきます。

③唾液の緩衝能

唾液の機能の中に緩衝能というものがあります。
歯の表面が脱灰していく酸性の状態を元の中性の状態に戻す作用のことを言います。
緩衝能の低い口腔内だと虫歯が発症しやすくなります。

【測定方法】

採取した唾液を試験紙に落とし、色の変化で4段階に測定します。

score 0 =即青(pH≧6.0)
score 1 = 青(pH≧6.0)
score 2 = 緑(4.5≦pH≦5.5)
score 3 = 黄(pH≦4.0)

同じく、数字が小さいほうがリスクが低く、数字が大きくなるにつれてリスクも上がっていきます。

カリエスリスクテストの流れ

食事表

食事表
事前に食事表をお渡ししますので、検査前3日間の食事内容等を表に記入していただき検査日にお持ちください。(以前書いていただいている場合は必要ありません)

検査前の注意事項

お薬などが検査結果に影響を与えることもあります。
お薬についての注意点は以下の通りです。

1.検査1週間以内に抗生物質を服用された場合は早めにご連絡ください。
2.風邪薬、鼻炎やアレルギーの薬は検査結果に影響を与えることがあるので服用は避けてください。
3.常用されているお薬は服用していただいても結構です。(お手数ですが当日お薬手帳をお持ちください)
4.検査前日からうがい薬は使用しないでください。

検査当日の注意事項

来院1時間前からブラッシング・飲食・喫煙は行わないでください。
直前に激しい運動をしないでください。

唾液の採取

step1

カリスクリーンによる検査
前歯の裏側をスワブで拭って検査します。

唾液の量を測ります

step2

唾液の採取
味のしないガムを噛んでもらい、出てきた唾液を採取します。

唾液の緩衝能を測ります

step3

唾液の量を測ります。

ラクトバチラス菌を調べます

step4

唾液の緩衝能とpHを測ります。
残りの唾液を試料としてBMLに送ります。

直ちに培養します

step5

視診により口の中を確認、問診により生活習慣について再確認します。

カリエスリスクテストの費用

カリエスリスクテスト ¥25,000(税込)

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