2019年3月 香川県歯科医師会講演会
2019.03.22更新
平成31年3月3日(日)に香川県の高松市におきまして「保存困難歯への飽くなき挑戦 ~ MTAは夢の材料か? ~」というタイトルで講演を行いました。
実は、私の大阪大学時代の同級生(丸尾先生)が、香川県でご開業されており、歯科医師会の常務理事(学術担当)という立場から、その縁あって今回講演の依頼がきました。
松山までは、新大阪駅から新幹線で岡山に行き、乗り換えて高松まで2時間弱で着き、思った以上に近いと感じました。
前日の3月2日(土)の懇親会では、歯科医師会の副会長以下多くの先生方と食事を共にさせていただき、高松の歯科事情などの話で盛り上がりました。
そして、翌日の講演会には、50名を超える先生方が参加され、2時間余り、熱心に聴講していただけました。
講演の内容は、いつものように「歯を保存することを絶対に諦めない」というコンセプトを前面に出し、今回はそのために非常に効果がある「MTA」というセメントの解説を行いました。もちろん、魔法の材料ではないのですが、今まで抜歯とされてきた歯を保存することの可能性を引き出す素晴らしいセメントであることは間違いありません。
この講演依頼のきっかけは、昨年の2月に歯科の専門雑誌を取り扱っているクインテッセンス社から「検証 MTA」という学術本を出版したのですが、その本を丸尾先生がお読みになり、是非香川県の先生方にもMTAの有効性を知ってもらいたいという熱意から実現しました。講演後も多くの質問がなされ、また講演後は、絶対に食べると決めていた“讃岐うどん”もご馳走になり、本当に充実した講演会でした。
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