《ドクターからの豆知識》口腔内スキャナーについて
2023.03.01更新
口腔内スキャナー
当院ではお口の中の状態、歯並びや虫歯の状態の記録や確認の為に口腔内スキャナーを取り入れております。自分のお口の中の状態を確認するためには、従来の方法だと印象材と呼ばれるピンク色の粘土のような材料で型取りを行い、石膏に置き換えた模型をみて初めて自分の歯並びを立体的に見ることができます。
しかし、口腔内スキャナーは、電動歯ブラシより一回り大きい小型カメラでお口の中を撮影するだけで、モニター上でお口の中の状態を3Ⅾデータで立体的に確認することができます。
口腔内スキャナーで撮影したデータをもとにマウスピース矯正の治療計画立案、治療後のシミュレーションを行うことができます。
本来矯正治療では、印象材でお口全体の型取りを行う必要があります。その際、嘔吐反射が起きて不快感や苦痛を伴ってしまうこともあります。
口腔内スキャナーを用いることで、印象材での型取りが不要となり、小型カメラで撮影するだけでお口の中の状態、噛み合わせの精密なデータを採取できます。
また、矯正治療だけでなく、被せ物の型取り(適応でないケースもあります)にも使用できます。
☆口腔内スキャナーのメリット
・印象材での型取りの際の嘔吐反射や不快感を軽減する。
・お口の中の3Ⅾデータを確認できる。
・マウスピース矯正のシミュレーションを行うことができる。
★口腔内スキャナーのデメリット
・被せ物の型取りで適応でないケースも多数存在する。
・マウスピース矯正は自費診療になる。
撮影は15分程度で完了します。興味がありましたら担当医またはスタッフまでお声かけください。
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