当院では、根管治療を保険と自費で行っています。
保険で出来る根管治療の範囲は限られています。
自費の根管治療では、まずCT撮影を行い、毎回マイクロスコープを用いて、根管内がしっ
かり見える状況で治療を行っております。
そして根管治療に使用する器具や材料も、保険の根管治療では使用しないものを使うこと
があります。
例えば、光レーザーは器具や薬剤が届かないところに生息している細菌を殺菌します。
また、最新の高周波治療では今まで治らなかった膿の膜に作用して破壊することが出来ま
す。
また、MTAセメントは、直接覆髄(虫歯が大きい、または外傷により歯に神経の一部が見
えたところをセメントで保護する処置)に認められている材料ですが、根管治療の最後の
根管充填の材料として使用することもあります。
以前、MTAセメントの特徴について説明しました。(詳しくはこちら)
その一つに封鎖性に優れているという特徴があり、根管治療によって細菌感染を取り除い
た後に根管内をMTAセメントで充填することもあります。
またパーフォレーションといって歯に穴が開いているケースにも、穴を封鎖するために使
用することもあります。
このMTAセメントは保険がきかない材料ですので、保険外治療になります。
ドクターの診断によってMTAセメントを使用するケース、使用しないケースがありますの
で、わからないことがありましたら担当医に相談して下さいね。