歯周病と認知症の関係性はあるのか
2021.02.08更新
歯周病と認知症の関係性はあるのか?
「脳の老化を止めたければ歯を守りなさい!」
今回歯周病と認知症の関係性を示す上で、認知症専門医の長谷川嘉哉先生の書籍である「脳の老化を止めたければ歯を守りなさい!」を引用させていただきました。
なかなかインパクトのある書籍名ですよね。
認知症に関して言えば、昨年亡くなられた初代ジェームズボンド役でもおなじみの、
ショーン・コネリー氏も晩年は認知症であったことが知られましたよね。
認知症は平均寿命の延伸に伴う、近年の超高齢化社会における人類の喫緊の課題になりつつある病と言えるのではないでしょうか。
そもそも歯周病はアルツハイマー型認知症だけでなく、誤嚥性肺炎、糖尿病、動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞、骨粗鬆症との関連が指摘されています。
・35歳を過ぎた頃から、私たちの脳には、認知症の原因物質が溜まりやすくなります。
その原因物質の発生源こそが口の病気である歯周病なのです。
・歯がない人はボケやすいは本当だった!噛めば噛むほど刺激で脳が活性化される。
歯がないとアルツハイマー型認知症を発症しやすいだけでなく、進行しやすいことも明らかになった。
・歯周病は脳を老化させる大きな原因である。
これらは書籍内で言及されているものの一部を抜粋したものです。
書籍内でも「35歳を過ぎれば歯のケアをこれまでとは変える必要がある。」
「本気で脳の老化を防ぎたいのであれば、定期的に歯科医院に通い、日々自分で行っている歯磨きを、プロに評価してもらう必要があります。」
と述べられているように、歯をしっかり温存するための『プロフェッショナルな歯のケア』が必要なのです。
他にも我々歯科医療従事者の立場からみても興味深いことがたくさん書かれてありますので、ご興味を持たれましたら一度読んでみてはいかがでしょうか?
3ヶ月に1度(どんなに期間が空いたとしても半年に1度)は歯科医院での歯のケアに通う習慣を身につけることが、変容への第一歩です。
いつまでも健康でいる為に、お口のケアから始めていきましょう。
最後にこの書籍内で私が気に入ったところをご紹介します。
「命は『口』に始まり、『歯』で終わります。それほどまでに命に直結する『歯』をみがき、『口』の中の清潔を保つことは、命そのものを健康に保つことでもあるのです。」
まずは、お気軽に当院までお問い合わせください。
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