《院長のセミナー活動》Zoom講演
2022.06.21更新
Zoom講演
この2年以上、新型コロナの影響で、ほとんどのコースやセミナーを始め、学会や講演会も中止か延期になっています。この4月頃から徐々にではありますが、対面で講演する機会も出てきました。しかし、この2年は、ほぼWeb(Zoomなど)での講演であり、それが完全に定着したこともあって、今後もこの形が残っていくことは間違いないと考えています。大きな理由として、各会場に足を運ばなくていいこと、自宅で気軽に聴講できるということがあります。とくに遠方に住まれている先生方にとっては、時間をかけて会場に行く手間が省けることは、何物にも代えがたい大きなメリットです。
この2年で私もかなり多くのオンライン講演をさせていただきました。しかし、演者側の立場からは、やはり一方通行の講演となり、参加されている先生方の雰囲気や反応が全く分からないことは、大きなデメリットであると感じています。また、実習を伴うコースやデミナーは、オンラインではできないということもあり、今後はケースバイケースで進んでいくと考えています。
今回のオンラインセミナーは、ある期間であればいつでも聴講できるというオンデマンド形式を取り入れたいという主催者のご希望があり、Zoomによる講演会となりました。講演のテーマは、私のライフワークである「歯の保存」についてです。今回は、歯科医師だけではなく、歯科衛生士の方々も参加され、約2時間の講演でした。歯の保存を実現するには、歯科医師だけの努力では不可能で、必ず歯科衛生士さんのサポートが必要不可欠です。患者さんの口腔内は、歯科医師と歯科衛生士の2人3脚があって初めて健康が保たれ、維持していくことができます。歯科医師のオンラインセミナーでは、対面の講演会では行きづらい歯科衛生士さんも気軽に参加できるというメリットも大きく、垣根を超えたセミナーが実現します。
私の個人的には、パソコンの画面に向かって淡々と話をするより、やはり会場で、対面で、ライブで講演するほうが性に合っています。同じ空間を皆で共有し、参加されている方々のお顔を見ながら、講演していくスタイルが好ましく感じます。今年の4月からは、ほぼ新型コロナ前の状況に戻って、各地での講演会に東奔西走します。少なくともこの年内の週末は、ほとんどが講演活動となっていますので、また紹介していきたいと思います。
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