《院長セミナー活動》湘南エンドハンズオンコース
2020.01.10更新
湘南エンドハンズオンコース
令和1年10月19日(土)、20日(日)に神奈川県の湘南スタディーグループ主催によるエンドハンズオンコースを開催しました。
この実習コースは、以前(平成29年9月2,3日)に同じ湘南スタディーグループが“福西祭”と題した2日間に渡る講演会にお呼びいただいた際に、受講生から「次回は是非実習コースを開催して欲しい」という要望が強く寄せられたことがきっかけで実現しました。インストラクターとして5-Dジャパンのエンドチームから金子博寿先生と安部貴之先生にお手伝いしていただき、2日間みっちりと根管治療の実践を学んでいただきました。
日頃受講されている先生方が行っている根管治療に関する問題点を浮き彫りにし、それを解決するためのいくつかのテクニックを紹介しました。多くのメーカー(歯科企業)様にご協力をいただき、充実した器具、機材をご用意し、各受講生とマンツーマンで実習を行うことができました。
今回実習しました根管形成法は、クラウンダウンテクニック、フルレングステクニック、そしてワンファイルテクニックの3種類で、湾曲したプラスティック根管模型を用いて根管充填実習まで行いました。実際に患者さんの歯は、2つと同じ形態のものはなく、千差万別です。そして、97%の根管は湾曲していることもあり、その複雑さが根管治療を困難にしている大きな要因です。しかし、基本原則をしっかりと理解し、実践できる技術が備われば、あとは臨機応変に様々な歯に対して対応することができます。
1年に1度は、このようなハンズオンコースを開催することにしており、次回2020年は8月1,2日に岩手県の盛岡で予定しております。奇しくも東京オリンピック開催の真っ最中ですが、夏の東北で多くの先生方と一緒に勉強したいと思っております。
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